不断水工法は、水道の本管から宅内給水管を取り出す際に用いられる工法です。

この工法の特徴は、水道の本管を断水させずに作業ができることです。不断水工法では、分岐サドルを水道の本管に取り付けて、サドルの穴から削孔用ドリルで本管を開口して止水バルブと宅内給水管を繋ぎます。作業の際にはサドルからは若干の水が出ますが、本管の断水まで行う必要はありません。開口時に出る本管の金属クズは、水道本管の水圧によって外部に排出されるので、上水を汚す心配はありません。

この工法は都市ガス本管においても同様に行われています。開口時に火花が発生することもありますが、酸素がなく都市ガスが充満されている状態ではガスに引火することはありません。不断水工法のメリットとして、工事が短期間で完了することもあげられます。

道路の工事は通行規制することが不可欠ですが、短時間の作業で済むのでその規制も短くすることが可能です。加えて、作業時間の短縮によって工事費そのものを従来よりも安価になります。工事費は施主が負担する事例が多いため、施主にとっては工事による渋滞発生が小規模で済むことと費用が安くなるといった双方のメリットが得られることとなります。

この工法で本管に取り付けることができる給水管は最大で直径50ミリメートルです。水道の本管径が小さい場合は、あまり大きな穴を開けることができないため、上水道管理者である自治体の水道部局と事前協議をしておく必要があります。加えて、道路の工事では警察や消防と、道路管理者である自治体の道路部局との事前の協議や工事の申請の手続きも行っておくことが求められます。

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